サイカチはマメ科の落葉高木です。水元公園のかわせみの里に向かうポプラ並木周辺で見つけました。枝から大きなサヤがたくさん垂れ下がっていて、一見異様で、これまで見たことのない木でした。近寄ってみると傍らに解説板がありサイカチと知りました。その時にはトゲには気が付きませんでした。
その後、日を改めて、特徴的なサヤをちゃんと撮ってみようと思い撮影している最中にトゲに気づきぎょっとしました。どこまでも特徴的な木です。特徴的なサヤ自体は、思うような画角が見つからずにトゲを中心に撮影しました。
この木、最初はその風変わりな名前や垂れ下がったサヤから、ぶきみな木という印象を持っていましたが、その後いろいろと調べるうちに、結構人の生活との係りが深く身近な木であることがわかってきました。それでも幹にトゲがあるので街路樹にはあまり使われないようです(そりゃそうでしょうね)。
冒頭の写真は、一番目立つところにあったトゲです。さらに、見る方向を変えたのが以下の写真です。参考までに、この投稿のすべての写真の撮影諸元は、カメラ:ハッセルブラード500C/M、レンズ:SプラナーC120mmF5.6、フィルム:ケントメア400を2段増感、撮影日:2025年2月24日です。

幹の上方向に向かって撮ると以下のようになります。なんか手裏剣みたいですね。

最初の目的のサヤの方はなかなかうまく撮れなくて、端っこの一つを撮ったものがどうにか絵になりました。以下の写真です。遠景はポプラです。

14th【木々のメッセージ】サイカチのトゲ は以上です。
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