このシリーズ(清流の小宇宙)の最初が山梨県の大武川なのですが、最初から大変お粗末な話をしなければなりません。
昨年(2024年)の12月8日に、山梨県にある大武川(おおむかわ)という河川に撮影に入ったのですが、当初の目的は石でした。河原の石のミクロの世界を自然界の中で捉える、という目的でした。ところが実際に撮影を始めてみると、これがまた大変、なかなか思う様に行かない、と思いあぐねていると、「俺たちを見てくれ・・・」と言わんばかりに輝く水中の砂や枯葉、あぶくなどが目に入ってきました。とりあえず撮っておこう、と深く考えずに目の前のものをいろいろ撮りました。
これを帰宅後パソコンで画像確認すると、なんともはや、なんという世界だ、と感動する画像がたくさん撮れていました。
ということで、石の事はさておき、今度は最初から清流中のものを撮ることにして12月28日に再度大武川にて撮影を行いました。冒頭の写真をはじめ、以下にこれらの2回の撮影による写真を掲載します。
この投稿に掲載した写真の撮影諸元は、カメラ:FUJIFILM X-H2、レンズ:XF30mmF2.8とマクロプラナー50mmF2ZF、撮影日:2024年12月8日と28日です。手持ちのマクロ撮影になりますので、フィルムカメラではちょっと難しく、この撮影にはデジタルカメラを使用しました。





清流の小宇宙というタイトルを思いついたシーン二つを以下に掲載します。


もう、思うままに撮影しました。

砂地の川底にゆらめく光。



少し引いて水辺のほとりを捉えました。

当初撮ろうとしていました花崗岩が清流の下に見えます。

ゆらめく被写体、印象派の雰囲気ですね。こうゆう被写体ならばフィルムカメラの方がいいかもしれませんね。失敗を続出しますけどね。

あぶくもアップにするとまさに小宇宙です。

これはもう少し続けなければなりませんね。石の写真もあきらめた訳ではなく、再チャレンジする予定ですが、しばらくの間は、大武川以外の河川も含めて、清流中の被写体を撮ろうと考えています。
10th【清流の小宇宙】初冬の大武川 は以上です。
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