クスノキと聞いて何のことか分からない人はいないと思います。我々日本人にとって身近な木です。私が現在生活支援員をしています職場は、所沢市くすのき台という住所にありますし、所沢駅東口にくすのきホールというコミュニティホールがあります。また、楠木(又は楠)という名の人は多いと思いますし、楠木正成を連想しますね。私も幼少の頃から身近にあった木という認識でいました。
だけど最近、この木の事をほとんどよく知らなかったと思い知らされました。恥ずかしながら、この木が新緑の季節に落葉することを知らなかったからです。多分、自宅の庭にあるとか近くの神社にあるなどして毎日見れる人ならば、このことはすぐに気が付くはずです。
私の場合、昨年(2024年)の4月に同窓会の写真同好会で撮影会をやった際に、浅草寺のクスノキを撮影している時にはじめて気が付きました。
そこで、遅ればせながら、クスノキの落葉ということで、今年(2025年)の4月に水元公園で撮影しました。冒頭の写真は、雑草混じりの芝草の上のクスノキの落ち葉を撮ったものです。写真の撮影諸元は、カメラ:FUJIFILM X-H2、レンズ:XF30mmF2.8、撮影日:2025年4月20日です。
カラーでデジタル撮影しまして、フォトショップのチャンネルミキサーでモノクロ画像を作成しました。その際に、レッドのチャンネルのレベルを思いきり上げ、モノクロ用フィルターで言うとレッドフィルターを付けた時のようなモノクロ写真に仕上げました。写真の中で白く見えるのが落ち葉で緑は黒く見えます。
根本は以下の写真の様になっています。ここでも白く見えるのが落ち葉です。

ここで、さらに根元の落ち葉をリアルに見てもらうために、下向きに何枚か写真を撮り、それを合成(フォトショップのPhotomergeを使用)して一枚の写真にしました。以下の写真がそうなのですが、クスノキの根本を真上から見たもので、38枚の写真から構成されています。この中でも、白く見えるのが落ち葉です。

15th【木々のメッセージ】新緑の中の落葉・クスノキ は以上です。
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